私たちの暮らしの中には、よく食卓に出てくる食材がいくつかあります。
たとえば、お米、魚、お肉、たまご。といったものは、ときに主役になったり、脇役になったりと形をかえながら、いただいています。
今回は、たまごについてのお話です。
私たちは、年間にどのくらい卵を食べているのでしょうか。
農林水産省の調べでは、平成30年度(2018年)の消費量は2,735千トン。日本人一人当たりの年間鶏卵消費量は約337個だったそうです。
だいたい毎日1個は食べている計算。日本人は、世界の中で卵が好きな国民と言えそうですね。
歴史を見ると、一般的にたまごを食べるようになったのは、江戸時代に入ってからのことで、たまご売りもいたそうですが、この時代はまだまだ庶民には手の届かない特別な栄養食で高嶺の華といえる存在だったようです。
いまでは家庭の冷蔵庫にかならず常備されているたまごですが、そうなったのは昭和30年以降のことだそうです。
この時代は食生活の欧米化が一気に促されて、食生活に対する日本人の意識が大きく転換しました。戦後の貧困を経て、栄養改善普及運動も盛んになり、数々の栄養素の中でもタンパク質やカルシウムが重要視され、肉・卵・牛乳・乳製品を積極的に食べることが推奨されました。
この時代の流行語「巨人・大鵬・卵焼き」を耳にしたことのある方も多いのではないでしょうか。
いまでは食卓に欠かせないたまごですが、それも戦後に定着した習慣だったのは意外です。
たまごはスーパーやコンビニにいけば必ず置いてあるし、毎日何らかの形で必ず食べている鶏のたまごは親しみ深い存在。
でも、どのように育てられているのかや、どんな環境で卵を産んでいるのかを知っている方は少ないのではないでしょうか。
そこで、11月7日にたまごのトークイベントを開催することにいたしました。
なんと、11月5日は「いいたまごの日」だそうです。
少し日にち外れますが、この機会に私たちに身近なたまごについての話を聴いてみるのはいかがでしょうか。
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【農家の声を聴く。いのちをいただく-たまごのはなし-】
日時:2023年11月7日(火) /14:00-15:00
場所:グランフロント大阪 MUJIHOUSE前広場
募集:30名様
参加費:無料
※webサイトでの受付は締め切っていますが、お電話でのご予約は承っております。
⇒06-6359-2171
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淡路島・五色町で養鶏農家をされている島ノ環ファームの三崎咲さんをお招きして、東京から移住して養鶏を始めたきっかけや、鶏のこと、卵(たまご)のこと、農業のことについてお話を伺います。
トークの後には、「島ノ環ファーム」さんのたまごや野菜、加工品の販売もございます。
ぜひ、ご参加ください。
無印良品 グランフロント大阪