【グランフロント大阪】刺しゅうのおはなし|Vol.5

2022/03/28

こんにちは、刺繍工房です。
今回は無印良品で大人気のあの商品をモチーフにイラスト刺繍を作って見ました。
黄色やピンク、茶色。
やわらかくてあま~いお菓子。
みなさん何だか分かりますか?
そう。正解は不揃いバウムです。
税込150円(各種)
約20年以上前から販売しているスティック型のバウムクーヘン。
焼き上げる際にかたちが崩れてしまう両端の部分や、焼きムラや凹凸のあり見た目が不揃いな部分は弾かれてしまいます。
おいしさは変らないのに見た目で捨てられてしまう、そんな“もったいない”をなくすために産まれたのが「不揃いバウム」です。
長い年月の間に、さまざまな味も増え季節限定の物も含めると今や20種類以上。
色んな味を楽しみたくなる、ついつい追加で買ってしまう。
そんな誘惑の多い不揃いバウムたちをイラスト刺しゅうしていきます。
まずは完成形をイメージしてイラスト化。
家族や友達を分け合って食べるても美味しいこの商品。
今回は小さく切った断面を描いてみました。
次に刺しゅうソフトにイラストを取り込んで、糸の色などを決めていきます。
イラスト刺繍で選べる糸は3色。
かぼちゃやイチゴ、宇治抹茶など、たくさん味があるのでどれを作ろうか迷ってしまいますね。
悩んだあげく、今回は定番のバナナや、人気のチョコ掛けシリーズといった、私が大好きな味を作ってみました。
ぱくっと一口食べてしまいたくなりますね。
バウムクーヘンの層の部分は、上から違う糸で重ねて表現します。
イラスト刺しゅうでは、実際に書いた順番や縫いたい順番もきちんと読み取って刺しゅう化します。
なのでお子さんの描いた大切な作品も、より実物に近い形で仕上げる事ができますよ。
お気軽にご相談ください。
そして完成です。
イラスト刺しゅうは既成のデザインと違い、自分自身がペンで描いた手書きのあたたかさを如実に表現できるのがポイントです。
今回も、本当は弾かれてしまう商品の不揃いさと、手書きのイラストが絶妙にマッチしたオリジナル刺繍が出来上がりました。
いかがでしたか?
製造工程上のロスを減らすことで、価格も抑えられ、見た目は不揃いでもおいしさはそのまま。
無印良品ではこの考えを元に、これからも食品のおいしさを伝えていきます。
是非みなさんも食べてみて下さい。
次回はなにを描こうかな。
おたのしみに。

無印良品 グランフロント大阪