【ルミネ大宮】インテリアカラーコーディネートについて

キービジュアル画像:インテリアカラーコーディネートについて

MUJI Support/インテリアアドバイザー

2019/06/13

こんにちは。
インテリアアドバイザーの汪です。

普段お客様とお話をしている中で伺うくらしに関するお悩みでは、
収納に関するものが最も多いです。
どういう家具を選べばいいのか、見えない収納にするためには……などなど。
くらしの数だけ収納のお悩みがあるように感じます。

では、その次に多いお悩みはなんでしょう。
実は、「配色」に悩まれる方が多いのです。
家具の色は統一したほうがいいのか、バランス良い配色は何なのか……などなど。

お部屋には家具もあればカーテンやラグなどのファブリックもあって、
さまざまなものが溢れています。それらの「配色」のコツを知っていると、
お部屋の印象がより良くなっていきます。今回はそんな、「配色」のお話です。

Ⅰ.お部屋全体のイメージを決める

みなさんにとってその部屋を「どんな感じ」にしたいか、ということ。
「明るくてナチュラル」や「シックでモノトーン」、「クール」などなど。
これを決めておくと、色を選ぶときの基準が定まってきます。

Ⅱ.使いたい色のバランスを決める

お部屋全体の色使いを紐解くと、
①ベースカラー
②メインカラー
③アクセントカラー
の3つに分けることができます。
どの部分に、どの色を、どれくらいの分量で配分するかによってお部屋の印象が大きく左右されます。

①ベースカラー……お部屋全体の70%
 床、天井、壁の色で決まります。お部屋そのものの色と言い換えられるかもしれません。
 ホワイトやアイボリーの場合が多いのではないでしょうか。
②メインカラー……全体の25%
 カーテンやソファ、ラグなどのファブリックや家具そのものの色の濃淡がメインカラーにあたります。
③アクセントカラー……全体の5%
 クッションやアート、小物類でアクセントとなる色を差し込みましょう。インテリア全体のポイントとなります。

わかりやすく画像にまとめてみました。

 

Ⅲ.色の組み合わせを考える
配色のバランスのコツを覚えたところで、いよいよ実際に使う色を決めていきます。
Ⅰのお部屋のイメージを浮かべながら、使いたい色をピックアップしていきましょう。
同じ色だけを使うというのももちろん統一感が出ますが、何色かを組み合わせていくと、
より自然なまとまりが出てきます。

①同色系でまとめる
 同じ色の中で色のトーン(濃い薄い)の組み合わせで選ぶ
 どなたでも試しやすく、簡単にお部屋にまとまりを出すことができます。
 いままで色を意識したことなかったけれど……という方におすすめです。

 

②反対色をつかう
 ①とは逆で、あえて反対の色同士の組み合わせにするのもひとつの手です。
 その場合でも、先ほどの「配色のバランス」に気をつければしっかりと統一感を出せます。
 ちょっと個性的にしたい方などにおすすめの方法です。

③類似色
 ②と同じで複数の色を織り交ぜながらも、似た色にすることで統一感を出せます。
 暖色同士(赤とピンクや黄色とオレンジ)や寒色同士(青と緑)などがわかりやすいでしょうか。

④違う色相で同じトーン
 上級編ですが、反対でもない異なる複数の色を使いたい場合は、トーンを揃えると統一感を出せます。
 たとえば、こちら。
 赤も緑も青も使っていますが、すべてビビッドな発色の色にそろえています。
 また、配色のバランスをしっかりと意識し、赤をアクセントカラーとして使っているので、
 ごちゃごちゃした印象はないのではないでしょうか。

いかがでしょうか。
配色について、少しでもコツがわかっていただけたら嬉しいです。
ぜひ、配色のポイントをおさえて、お部屋全体のカラーコーディネートを楽しんでみてください。

もちろん、お部屋の色に関するご相談も承っております。
より細かく相談をされたい方は、インテリア相談会としてのご予約もご活用ください。