アトレ恵比寿MUJIBOOKS店内で毎日お伝えしている「今日のずっといい言葉」から、特に印象的だった言葉を週替りでお届けします。
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『古典落語』
出版社:講談社 著:興津要 税込1,463円
今日のずっといい言葉
「よそう、また夢になるといけねえ」
年の瀬になり、大掃除や来年の準備で慌ただしく時間が過ぎていきますね。
みなさんいかがお過ごしでしょうか。
年の瀬になると聴きたくなる落語があります。
「芝浜」という落語。
落語の中でも屈指の人情噺で、夫婦の愛情を暖かく描いた人気の演目です。
今日のずっといい言葉で書いた言葉は、この演目の最後のセリフ「サゲ」で使われます。
このサゲの意味は、是非生の落語で聴いてもらえれば、深い感動を味わえると思います。
大晦日に演じられることが多いこちらの演目。
ラストシーンで夫婦二人、除夜の鐘を聞きながら、仲睦まじく会話するシーンが印象的で、
一年間慌ただしく過ぎ、苦しいことも乗り越え、頑張りきった最後の日の大晦日、
夫婦でお茶を飲みながらゆっくりとした時間を過ごし、お互いの言葉に耳を傾け、お互いをねぎらい合います。
この時、夫婦二人が包まれる空気感は、除夜の鐘の音も相まって、大晦日特有のものを感じます。
大晦日の夜には、今年一年を清算し、ねぎらいの気持ちになる、不思議な空気があるような気がします。
みなさん今年一年、大変だったと思います。
本当にお疲れ様でした。
大晦日の日、是非ご自身や大切な人をねぎらってください。
沢山ねぎらって今年を締めくくり、素敵な新年を迎えましょう。
今年も一年ありがとうございました。
アトレ恵比寿 MUJIBOOKS担当 松居淳平
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