先日無印良品イオンモールKYOTOでは「天然染料と衣服」の出版トークイベントを開催しました。
著者である天然色工房tezomeya主宰の青木正明さんには、以前から無印良品での草木染めワークショップなどでたびたびご協力いただいておりました。
そして今回は、関西のがんばっている人や面白いことをしている人たちを多く取材されている京都在住のフリーライター、そしてLIFE~夢のカタチ~の放送作家でもある吉村智樹さんに公開インタビューをしていただくことに。
たくさんの人たちにご参加いただきました。
合成染料が発明されるまで当たり前のように使われていた「天然染料」は、おもに植物から抽出された染料です。その扱いはけっして簡単ではありません。
しかし現在も残る数々の衣服を観察すると当時の人々がその染料をつかいこなし、穏やかで優しい色だけではなく、色あせない鮮やかな色を表現していたことが分かります。
青木さんは奈良時代以降の染めを再現し、15色分を440枚以上の写真で解説されたのが今回発売された「天然染料と衣服」です。
現存する貴重な衣服を写真とともに紹介し、さまざまな文献から当時の染めの技術を読み解いていきます。
実際に本でも紹介されている実際に染めたアイテムをいくつかお持ちいただいてその鮮やかさを実感。
吉村さんからたくさんの質問に、軽やかに答えていく青木さん。
終始とても良い雰囲気でした。
今回はおみやげに青木さんが染めてくれたマイバッグのプレゼントがありました。
とてもステキな色に染まっていましたよ。
ご協力いただいた出版社の日刊工業新聞社さんの本のフェアも9月末まで開催しております。
これからも、もっと工芸や職人さんにふれることのできる機会を増やしていきたいですね。
無印良品 イオンモールKYOTO