みなさんコーヒーはお好きですか?
今回はとっても美味しいコーヒーを淹れるのが上手なスタッフYさんから、おうちで美味しくコーヒーを淹れるコツをおしえてもらいました。
そもそも、コーヒーという飲み物とは。
コーヒー豆はコーヒーノキという植物の果実の種子を煎ったものです。チェリーのような赤い「コーヒーチェリー」とも呼ばれる果実を収穫し種子のみ取り出します。そして果肉や薄い殻を取り除いたり、大きさを揃えたり、良質な豆を選別したりといくつかの工程において時間をかけておこなった後、袋詰めされて消費国へ向けて輸出されます。
輸入されたコーヒー豆は、専門者によって焙煎、ブレンドされ、初めて1杯のコーヒーに辿り着きます。
抽出方法は紙製のペーパードリップ、布製のネルドリップ、またはフレンチプレスやエアロプレス、エスプレッソマシンやサイフォンなど多岐にわたり、飲み方の好みやニーズによって使い分けることができます。
このコーヒーチェリーの加工方法は、コーヒー生産国の気候や文化によってそれぞれ特徴を持ち、味に大きな影響をもたらします。また焙煎やブレンド、抽出器具の違いによっても、同じ豆なのに全く違う印象を与えることがあります。コーヒーはもともと同じ1種類の植物なのにスーパーやコーヒーショップに足を運ぶと数えきれないくらいの種類のコーヒーから選ぶことができるのは、生産国や加工・抽出方法が異なるからです。
今回は無印良品のドリッパーを使って、ペーパードリップの方法をご紹介します。
使用するのは、無印良品の「磁器ベージュ ドリッパー」と「コーヒーフィルター」です。
・お湯を沸かし、一度すべての器具、コーヒーカップを温めます。コーヒーは温度が冷めると風味が変わってしまったり、場合によっては味を損なってしまったりします。熱々を美味しく飲むためのひと手間です。
・次に、浄水を600~700ml沸騰させます。沸騰直後にケトルにお湯を移すと、抽出適温の92~93℃になります。
・コーヒー豆を中細挽きにします。目安はグラニュー糖よりも少しだけ細かい程度です。
・フィルターをドリッパーにセットし、コーヒーの粉を入れます。この時、ドリッパーのフチをたたきながらコーヒーの粉面を平らにします。
・お湯をかけて蒸らします。なるべく細い線のお湯を50g前後注ぎます。
コーヒーの粉一粒一粒にまでゆきわたるよう、ゆっくり全体にお湯をかけます。コーヒーの抽出成分は最初が一番濃く、徐々に薄くなっていくので初めのこの蒸らしでコーヒーにお湯がかかっているところと、かかっていないところがあると味にムラが出てしまいます。
偏りなくお湯をかけることができれば蒸らし終わると2,3滴おちる程度だと成功の証です!
・3~4回に分けて、およそ80g~100gのお湯を注ぎます。目安は、ドリッパーの内側から外側まで2往復、10周です。
よく「お湯は『の』の字を描くように注ぐといいますが、同じところにお湯を注がないようにすることを意味しています。抽出するときコーヒーの粉の成分は粉の中心部から表面へとゆっくり移動します。おなじところばかりにお湯がかかると、粉の上面に抽出できる成分が無い状態で、次にかけたお湯が粉の表面を洗い流してしまい淹れたコーヒーは薄くなってしまいます。同じところに注ぎすぎなければ、『の』の字にこだわらなくても大丈夫です。
お湯を注ぐ1回、1回に空ける時間はおよそ20秒から30秒です。注いだお湯がフィルターの底面近くまで下がったら、下がりきる前に次を注ぎます。
いかがでしたか?おいしく淹れられましたか??
コーヒーは多くの楽しみ方があります。
コーヒーの生産国や焙煎度、抽出方法の自分の好みを見つけるのも楽しみのひとつです。
無印良品のコーヒーは豆の他にも、簡単に淹れることのできるドリップやコーヒーバッグなどもございますので、今まであまりコーヒーを飲まなかったかたにももっと気軽に楽しんでいただけます。
みなさんも美味しいコーヒーのある暮らし、はじめてみませんか?
無印良品 イオンモールKYOTO