こんにちは!無印良品イオンモールKYOTOです。
今回は店を飛び出して、JR嵯峨嵐山駅から北へ。
京都・嵯峨野で行なった「たけのこ堀り」のイベントレポートです。
数日前から少し肌寒い日も続いていましたが、当日は快晴!
とても気持ちのいい、暑いくらいの気候となりました。
今回は京都を拠点に森の調査・再生手法の提案等をされている、アドプランツ様に全面的にご協力いただきました。
今回の竹林は、もともと30年くらい放置されて荒れ果てていたそうです。
その荒廃した竹林を保全し、整えて3年ほど経過した場所をご用意頂きました。
観光地の嵐山で有名な竹林は、とてもきれいに手入れをされていますが、放棄された竹林は足を踏み入れることのできないくらいの状態。
近年では荒廃竹林や放棄水田が増加し、歴史的価値ある景観の維持がとても困難になっています。
竹は毎春発生する植物で、管理をしなければ5年で枯れ始めるため、一定の個体数管理が必要です。
今回はたけのこを掘って、竹の発生を抑えるのがいちばんの目的です。
まずはたけのこ堀りについて嵯峨野の農家さんたちに教えてもらいます。
クワのような器具をつかって頭を出し始めたたけのこを掘り起こしていきます。
カーブしている方の根元をどんどん掘っていきます。
みなさんとても上手に掘っておられました。
たけのこも器具を使って先を切って皮のむき方を教えてもらって、その場ですぐに沸き立つ熱湯の鉄釜にいれて茹でていきます。
そして今回はもうひとつ、竹の伐採の体験をしてもらいます。
普段はチェーンソーで切ったりするそうですが、今回はノコギリを使って切り倒します。竹の繊維を切りやすくする竹専用のノコギリなんだそうですよ。
古い竹はなかなか固くて切るのが大変だったりしましたが、みなさん自分の力で最後まで切り倒しました。
こんなに長い竹を切ったなんて!とみなさんその倒れた竹の長さにびっくりされていました。
この伐採した竹はチップにして肥料となります。
そしてお昼ご飯にこの嵯峨野のたけのこを使って作られた「たけのこカレー」と古今嵯峨米のごはんでみなさんと。
生産地の竹林のなかで食べるたけのこのカレーはとてもおいしくて皆さんに好評。
掘ったたけのこはお持ち帰りいただき、おみやげに茹でたたけのこも!
みなさんおいしくたけのこを食べていただけたのではないでしょうか。
たけのこを掘ることによって竹林の保全につながる。
50本生えてくる予定の竹を、たけのこのうちに30本掘り起こしたとしたら保全管理する竹は残りの20本だけで済みます。
生えてくる竹を抑制できたということ。
参加者のみなさん、ありがとうございました。
次回は5/29(日)に、同じく嵯峨野にて「田植え」のイベントを開催します。
詳しくはまたおたよりにてお伝えしますので楽しみにお待ちくださいね。
京都・嵯峨野の自然にふれて自然を考えるイベントはまだまだ続きます。
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