【イオンモールKYOTO】花を揉んで染める紅花染めワークショップ・イベントレポート

【イオンモールKYOTO】花を揉んで染める紅花染めワークショップ・イベントレポート

イベント・地域情報/イベント

2020/03/14

今回は2月8日(土)に開催された「花を揉んで染める紅花染めワークショップ」のワークショップの様子をご紹介します。

講師はtezomeyaの中家さんです。
【イオンモールKYOTO】tezomeya 中家さん
みなさん紅花ってご存じですか?
ベニバナは、バラ科ベニバナ属の一年草。
紅色染料や食用油の原料としてよく使われています。

紅花染めではこの紅花の乾燥させた花弁をつかって、参加者の皆さんにお持ちいただいた布を染めていきます。
【イオンモールKYOTO】紅花の花
【イオンモールKYOTO】乾燥させた紅花の花弁
まずは、紅花を乾燥させたものを袋に入れ、アルカリ性にした液に浸して揉みこんでいきます。
そうすると、じわりじわりと袋から黄色がにじみだしてきました。
【イオンモールKYOTO】紅花を揉み込んで
さらに力を入れてじっくりと揉みこんでいくことによってどんどん液の色が赤茶色く変わっていきました。
紅花の花弁は赤と黄色の二種類の色を含んでおり、赤はアルカリ性でなければ溶け出してくれないそうです。

次は染める布に好きな模様をつけていきます。
染める部分と染めない部分の配置を考えながら、豆を輪ゴムでくるりと巻いていったり、ねじったり。
どんな模様になるのかを考えるのはとっても楽しい時間ですね。
【イオンモールKYOTO】模様をつける準備
模様付けの用意が出来たら、花弁の入った袋をつよく絞ってから取り出し、液の中に染める布を入れます。

最初は布が黄色く染まりした。
そこに酸性のクエン酸を加えることにより液を中性にします。
そしてその液の中で布をしばらく揉みこんでいくと・・・
【イオンモールKYOTO】赤く染めます
【イオンモールKYOTO】赤く染まってきた
布が赤く染まってきました!
さらにクエン酸を加えて染まった赤を落ちにくくします。
軽く水洗いして、模様をつけるための豆と輪ゴムをとりはずしたら完成です。

素材や花弁から色を揉みだす力にによってそれぞれ染まり具合が違うので、染めあがった布の色を見比べて違いを楽しまれました。
【イオンモールKYOTO】模様がでました
紅花染めは、古い時代からある染めです。
ふつうの草木染めは草木を煮出した液ををつかって染めるのですが、紅花染めは火をつかわずに手軽に染めることができます。
中家さん曰く、手軽に染められる=単純な原理で染まっている、という訳ではなく、古くから合理的で無駄のない染色手法が確立されているからこそ簡単に染められるのが紅花染めなんです、とのことでした。

今後も草木の染めを体験するワークショップを開催する予定ですのでお楽しみに。


無印良品 イオンモールKYOTO