藍色。
“藍”という植物を用いた『藍染め』からできる色です。
『ジャパンブルー』とも言われ、今では、サッカー日本代表の色としても親しまれていますね。
この『藍色』の歴史は古く、昔では大名から庶民まで広く親しまれていたそうです。
無印良品にもそんな『藍色』の服があります。
それが『Re MUJI』という取組から生まれた服たちです。
無印良品では2010年から長年愛用していただいた無印良品の布製品を回収し資源としてエネルギーにかえていく取組みをはじめました。
【リンク】BRING
この取組をはじめて気づいたことが、まだまだ着ることのできる服がたくさんあるということでした。
日本には“もったいない”という文化があります。
言い方を変えると、“ものを大事にしたい”ということ。
“ものを大事にする”方法は様々ありますが、そのひとつとして日本では古くから“染め直す”という方法があります。
無印良品の服は元々流行に流されないシンプルでベーシックなことが特長。
だからいつの時代に着ても、シルエットがその時代になじみます。
この無印良品の服の特長を生かした“服を大事にする”取組として、2015年から『Re MUJI』をはじめました。
回収された着られなくなった無印良品の服は、1点1点仕分けされ、 色落ちを防ぐ意味で現代の染めの技術を生かした染色方法を用いて『藍色』に染め直しています。
これは、『オーガニックコットンブロードシャツ』を染め直したものです。
綿100%のブロード織のやわらかで均一な表情はそのままに、美しい藍色に染まっています。
新品のものよりもより洗いざらしたような、やわらかな印象です。
こうした風合いなどは、元々の服の特性やお店で回収した時の状態などによって一枚一枚異なります。
だから、『Re MUJI』の服はすべてが世界に一つだけの一点物です。
また、ひとえに藍色といっても、様々な種類の藍色があるのだそうです。
染色方法はもちろんのこと、元の布の繊維の種類や色や状態によっても仕上がりが変わります。
そして、もうひとつ面白いと思うのが、このステッチ。
衣料品などの縫製に使われる糸は、その丈夫さから化学繊維のものが使われていることが多いと言われています。
化学繊維は、天然繊維などと比べて、染料が繊維に入り込みにくいため、ステッチの部分のみ白く残っているのです。
通常の無印良品のシャツでは目立たないので、気にすることはないと思うのですが、藍色に白いステッチが見えるとその一針一針の均一さや平行に並ぶ様がとても美しいことに気づかされます。
この印象的なステッチもまるでデザインのようで、着た時のアクセントになりそうですね。
サスティナブル(持続可能な社会)を目指すことが大切だと考えられている現代において、先人たちの知恵を生かした『Re MUJI』は、まさにサスティナブルなのだと思います。
まだ着ることができる服を生まれ変わらせた『Re MUJI』を着て、服を大事に着るということを楽しんでほしい。
ぜひ無印良品の藍色の服『Re MUJI』に袖を通してみてください。
【リンク】Re MUJI
無印良品 名古屋名鉄百貨店
【Re MUJI取り扱い店舗】
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