【名古屋名鉄百貨店】2019年度稲刈体験を行いました|栃久保棚田

キービジュアル画像:2019年度稲刈体験を行いました|栃久保棚田

イベント・地域情報/イベント

2019/09/27

9月15日。
天候は快晴。稲刈体験日和な日でした。


このお花は栃久保棚田保存会の集会所に、栃久保のお母さんが用意してくれました。
こういった心遣いはとても嬉しくなりますね。

 


まずは、すがい縄づくり。

すがい縄とは、収穫した稲を縛るための縄で、稲わらを綯(な)ってつくります。
昔は農作物を栽培収穫作業が少ない時期にこういった作業を行って、日々の暮らしや次の栽培収穫に役立てていたそうです。

 


なかなか普段やることのない綯うという動きに最初は難しそうな表情でしたが、栃久保棚田保存会の遠藤さんに教えてもらい、すがい縄が出来上がってくると嬉しそうな様子。

 

棚田を見てみると、今年の5月に田植体験で植えた苗が成長し、立派な稲穂が実っていました!

なんて美しいのでしょう!


5月に田植をした時の写真と比べるとこんなにも成長したことがわかります。

わたしはこの景色を見るたびに「なんて綺麗なんだろう」と、ここに来ることができたことを嬉しく感じ、いつもお世話をしてくれている栃久保棚田保存会のみなさんに感謝の気持ちが湧いてきます。

 

 


遠藤さんから稲刈のレクチャーを受けました。


どんどん稲を刈っていきます。

 


刈った稲を束ねて、すがい縄で縛って、

はざかけをします。

はざかけとは、刈った稲を束にして、逆さにして天日干しをすること。
機械で乾燥させるよりも天日干しで自然に乾燥させる方がおいしい美味しいお米になるのだとか。
これも先人の知恵なんですね。

はざかけも完了したところで集合写真を撮りました。

みなさんやりきった顔をしていますね!


この後は、栃久保棚田で収穫したお米でおにぎりを作って食べました。

栃久保棚田のお米が美味しい!

頑張った後のごはんは、なおのこと美味しい!


栃久保棚田のイベントをやっている中で、栃久保棚田保存会の遠藤さんから、「日本の農の文化、お米の文化を伝えていきたい」というお話を聞き、わたしたちもその思いに共感してイベントを開催してきました。
そんな中で、お米とも関わりの深い『枡』を製造販売している大橋量器さんとご縁があり、今回の稲刈体験でのワークショップが実現しました。


大橋量器の大橋さん。

枡は元々、お米を量る道具としても重宝されてきました。
税として米を納めていた時、この枡できちんと計量できることがとても重要だったそうです。
そういった枡の歴史や文化を守る大橋さんのお話は、聞いている私たちも勉強になると同時に歴史や文化の大切さを考える場面でもありました。


今回は、大橋量器さんの一合枡に焼きペンで絵付け体験も。
初めて使う焼きペンでみなさん思い思いに絵付けをしていました。

栃久保棚田がある笠置町のご当地キャラのゆずもちゃんの焼き印も押しました。

(余談ですが、この焼き印はこの日の為に作ってくれたらしいのです。そういう地域の人たちの気持ちにわたしたちもうれしくなりました。)

 

お天気にも恵まれ、とても気持ちの良いイベントとなりました。
参加者のみなさんには、収穫したお米を11月~12月ごろにお渡しできる予定です。
今年の栃久保棚田米も楽しみです。

 

次回の栃久保棚田イベントは、この稲刈で収穫した稲わらを使ったしめ縄作り体験です。
MUJI passport アプリの from MUJI にイベント告知をしますので、興味のある方は是非チェックしてくださいね。


無印良品 名古屋名鉄百貨店