こんにちは、無印良品 ■■福田屋ショッピングプラザ宇都宮■■です。
一瞬誰だかわかりませんでした・・・。
休みのある夜、テレビを何気なく見ていると、ある女性のドキュメンタリーを放送していました。
彼女は日本のみならず、世界で活躍していた、ある競泳選手です。彼女は数年前白血病に侵され、『造血幹細胞移植』という治療の後、最近ようやく寛解(=血液のがん細胞が正常値と変わらない状態)を示す数値となりトレーニングを再開させたそうです。
テレビに映るその頬は影るほどにこけ、肩や腕が随分と骨ばって見えました。新記録を多く出してた時の映像と比べると、それだけで涙が出そうな程変わり果てていました。
ただ、その姿とは裏腹に、私には以前にも増して目がキラキラ輝いて見えたのです。水着を身に付けた彼女は、本当に嬉しそうでした。
「こんなに泳ぐって、気持ちいいんですね。楽しい~」そう言いながら、彼女はゆっくりと水の感覚を確かめながら、久しぶりのプールに身を委ねます。
その目の奥に、私は彼女の強さと「本当の豊かさ」を見たような気がしました。
今回のブログはシリーズ連載『ワタシのMUJI』VOL8です
そんな今日のブログは『豊かさを感じるコツ』をテーマにインタビューをしてみようと思います。
今回ブログのインタビューに答えてくれたのは、入社歴4年目のFさん。
いつも笑顔で元気な主婦さんです。現在は衣料品を担当してくれています。
Fさんは、どんな『ワタシのMUJI』を紹介してくれるんでしょうか。
(以下インタビュー/私)
Fさん)ついに、私に回ってきましたね!結構悩んだんですよね。
私)そうなんだ~じゃあとっておきを教えてください!
Fさん)色々考えたんだけど、私は「
木製角型トレー」にしました。地味かな?
私)・・・うん(笑)→正直な私です。
Fさん)ですよね。私、衣料品で小物をディスプレイする時によく使用してて、もう2年位になるかな?なんだかトレーに乗せると「特別感」が出る気がして。自宅でも使ってみたんですよ。最初はこの幅40㎝くらいの物をつかってみたんですよね。
私)配膳用に?
Fさん)それもですけど、主人が夜遅くなることがあって、夕飯を主人の分取っておくのに使ってみたのが最初かな?このトレーを使う前は、テーブルの上に乗っけてたんですよね。そしたら朝までその状態で、もーって感じで。
私)テーブルの上に物が散乱してると、ちょっと気が滅入りますよね・・・。
Fさん)そうそう。だけどトレーに乗っけるようになったら、不思議とそのまま流しの方に持って行ってくれるようになったんですよね。
私)ちょっとしたことだけど、トレーに乗ってるだけでお皿を持っていくのも楽ちんですもんね。
Fさん)ほんとにね。それから、子供たちの分も買い足して、使ってみたの。子供って、『自分の分』って分けてあげるとどっかのカフェにでも行った気分になるのか、あんまり食べ残しもしなくなったんだよね。それに、食べこぼしも子供は多いから、一石二鳥なんですよね。
私)嬉しい誤算ですね。
Fさん)それからは、朝ご飯はいつもこのトレーを使うようにしてるの。片付けるのが便利になったんですよね。
私は、Fさんが他にどんな使い方をしているのか気になりました。
早速写真を拝見します。
Fさん)私と主人は朝、コーヒーを飲むから、ミルの下に置いてるよ。ミルの周りって結構汚れるんだよね。あと調味料とかも。
私)トレーに乗せるだけで、「整って」見えるね。
Fさん)あとね、リモコンとアロマディフューザーの指定席にもしてるんだ。
私)ただ、置いておくだけよりもステキに見えるね。
Fさん)特別感っていうのかな?そんな感じが増した気がするんですよね。あと細かいんだけど、この角の部分の素材が違うところも可愛くて気に入ってる。
私)あ、ほんとだ。
裏面を見てみると、高級木材のウォールナット(クルミの木)を使用しています。
Fさん)トレー同士もしっかり重ねられるのもいい感じなんですよね。
私)全然地味じゃななかったね(笑)
『暮らしを豊かにする』というと、何か特別な家具など買い足したり、はたまた極端にモノを減らしたりと考えがちです。
勿論、それらも有効なアイディアかとも思います。
SNSを通じて、顔も知らない誰かの暮らしと、自分の暮らしとをないまぜにする事は、もはや日常的なのかもしれません。
ですが、今回のインタビューを通して、とてもシンプルに『暮らしを豊かにする』コツを発見できました。
それは、「見方を変えてみる事」ではないかと感じました。
今、自分が持っているモノ、できるコトに出来るだけフォーカスしてみます。
「本当の豊かさ」
皆さんの周りにも、きっと隠れてはいませんか?
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